人間の日常生活は、体の動き、すなわち身体運動によって成り立っています。 身体運動は、まず、自分の生命を守るために必要です。 古い時代から、人間は、食料となる動植物を確保するために、 狩猟・採取、あるいは牧畜・農耕に従事してきました。 また、危険から身を守るために相手を攻撃したり、逃走するという身体運動も必要でした。
スポーツは現代人にとってどのような意味?
すなわち、スポーツは、体を動かすという人間の本源的な欲求にこたえるとともに、爽快感、達成感、他者との連帯感等の精神的充足や楽しさ、喜びをもたらし、さらには、体力の向上や、精神的なストレスの発散、生活習慣病の予防など、心身の両面にわたる健康の保持増進に資するものである。
身体を動かさないとどうなってしまうか?
しかし食べる量は変わらず、運動を行わないと摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、使われなかったエネルギーは脂肪としてからだに蓄えていきます。 この状態が幾度となく繰り返されると、脂肪が必要以上に蓄積し、肥満となります。 そして肥満が原因となって糖尿病、高血圧、脂質異常症といった生活習慣病になるリスクが高くなります。
体を動かすことがなぜいいか?
堀越さんによると、運動がもたらす健康効果には、ダイエットなどの「減量効果」、血糖値改善などの「身体の健全化」、ストレス解消などの「心の健康効果」、骨粗しょう症やがんなどの「予防効果」があるということです。
運動するとどのような効果がありますか?
健康づくりの運動と生活習慣病予防 有酸素運動を習慣的に行い、継続することは、エネルギーの消費量を増加させて体脂肪が減少し、肥満やメタボリックシンドロームの予防に効果があります。 また、インスリン抵抗性が改善され、血糖値の低下や血管機能が改善されて血圧が下がる効果もあります。