江戸時代の水道は上水とも呼ばれ、石や木で造られた水道管(石樋・木樋)によって上水井戸に導かれ、人々はそこから水をくみあげて飲料水・生活用水として使用しました。 江戸上水の起源は、天正18(1590)年、徳川家康の江戸入府時に開設された小石川上水であり、後に神田上水へと発展したと考えられています。
水道 普及 いつから?
水道の歴史は、江戸時代までさかのぼります。 江戸時代より前の時代は、川の水や井戸の水を汲んで使用していましたが、水質の問題や江戸の人口急増に伴い、現代の水道の原型となる水道施設が作られました。 その後、時代の変化とともに水道も変化・進化していきます。
玉川上水 完成 いつ?
6月20日 玉川上水が完成(1653年)
玉川上水 何キロ?
全長約43キロメートル、標高差はわずか約92メートルの緩勾配(緩い傾斜)です。 羽村からいくつかの段丘を這い上がるようにして武蔵野台地の稜(りょう)線(尾根:谷に挟まれた山頂など高い部分の連なり)に至り、そこから尾根筋を巧みに引き回して四谷大木戸まで到達する、自然流下方式による導水路です。
玉川上水 どこからどこまで?
玉川上水は江戸幕府が市中の水不足を解消するために開削した用水路です。 多摩川の羽 村取水堰から取水し、東京都の羽村市から新宿区四谷大木戸までを流れる延長約43kmの用 水路(上水道)です。 現在も羽村取水堰から小平監視所までの約12kmが上水路として利用 されています。