鼻とのどの間(鼻の奥の突き当たり)を上咽頭といいます。 この部位への細菌やウイルス感染、体の冷え(とくに首の冷え)、疲労、ストレス、空気の乾燥、口呼吸などにより上咽頭炎が起こります。 また鼻炎や副鼻腔炎による鼻漏が上咽頭に流れ、これが慢性的な刺激になることでも、上咽頭炎が起こります。
上咽頭 とはどこ?
上咽頭とは 図1:上咽頭は鼻の一番奥にあります。 のど(咽頭)は上・中・下咽頭の3つ分けられます。 そして、上咽頭は鼻咽腔とも言われ、鼻の一番奥で、鼻と咽頭との境界部分を指します。
咽頭とはどこか?
・喉頭:ノドの下の方に位置し、声を出すための声帯という部分を含み、気管の入口にあたります。 ・気管から先は下気道と言われ肺に繋がっています。 気管は喉頭から下方に続く管状の構造で肺の中に入ると二股に分かれ、この部分から先は気管支といいます。
上咽頭がん どこ?
上咽頭がんは、鼻腔の奥、軟口蓋の上からのどの上部に発生したがんです。 しばしば首にしこりができ、患者は耳に詰まったような感覚や痛みを感じたり、難聴になったりすることがあります。 診断には生検が必要で、がんの広がりを調べるために画像検査が行われます。
上咽頭癌 しこり どこ?
上咽頭がんは、初期のうちは自覚症状がみられないことがあります。 上咽頭がんの発見時に最も多くみられる症状は、頸部リンパ節に転移したことによる首のしこりです。