振戦とは、手、頭、声帯、体幹、脚などの体の一部に起こる、不随意でリズミカルなふるえです。 振戦は、筋肉の収縮と弛緩が繰り返されたときに起こります。
甲状腺 振戦 なぜ?
振戦は不随意運動のなかで最もよく見られ重要です。 1.甲状腺機能亢進症: バセドウ病とも言います。 のどの近くにある甲状腺が過剰に働いて甲状腺ホルモンを作りすぎるために起きます。 手先に細かいふるえがみられますが、その他の主な症状として、発汗、頻脈(脈が速くなる状態)、イライラ、軽度の眼球突出などがみられます。
たいどうせいしんせん?
本態性振戦のふるえは、ある姿勢をとったときだけにあらわれ、ベッドの上で安静に横たわるととまる特徴があります。 横になっていても手を持ち上げるとふるえがただちにはじまります。 ふるえは毎秒7~10回と比較的速いリズムです。 多くの場合、両親や祖父母などにみられ、体質が遺伝することから、家族性振戦という別名もあります。
振戦 何科?
受診して相談する科としては、脳神経内科(神経内科)が最も適切です。 本態性振戦の症状として間違いがないかの診察が行われ、必要に応じて脳のMRIや血液検査などが行われます。 近くに脳神経内科がない場合には、脳神経外科を受診されると良いでしょう。 治療の最初の一歩は、薬物治療です。
体が小刻みに震えるのはなぜ?
体の小刻みに震える場合、本態性振戦の可能性も考えられます。 この病気は、震え以外に症状が出ることはありません。 本能性振戦は65歳以上の人に発症しやすい傾向があります。 また、加齢とともに症状が悪くなるケースも見られます。