症状 首やわきの下、足の付け根などリンパ節の多いところに、通常は痛みのないしこりとしてあらわれ、数週から数カ月かけ持続的に増大して縮小しません。 病期が進むと、このしこりや腫れは全身に広がり、進行するにしたがって全身的な症状(発熱、体重の減少、顕著な寝汗など)がみられるようになります。
悪性リンパ腫 どこにできる?
悪性リンパ腫は、血液中の「リンパ球」ががん化した疾患であり、主にリンパ節、脾臓および扁桃腺などのリンパ組織に発生しますが、胃、腸管、甲状腺、肺、肝臓、皮膚、骨髄および脳など、リンパ組織以外の臓器にも発生します。 発生した部位により症状および診断の契機が異なります。
悪性リンパ腫 どこが腫れる?
悪性リンパ腫の症状は、腫瘤(しゅりゅう)のできたところや病気のタイプによって違いますが、最も多いのはリンパ節の腫れや圧迫感です。 首やわきの下、足のつけ根などのリンパ節が腫れることが多く、腫れはゴムのような硬さです。 腫れたところをおしてもたいていの場合、痛みはありません。
悪性リンパ腫 血液検査 どこを見る?
血液検査では血球の数や血液の状態、超音波検査ではリンパ節の形や数・大きさ、CT検査/MRI検査ではリンパ節や脾臓の腫れを確認します。 これらの検査で悪性リンパ腫の可能性があると判断されると、リンパ節生検を行い、切除した組織の病理学的検査をします。 病理学的検査は、悪性リンパ腫の確定診断を目的として行います。
悪性リンパ腫のしこりの特徴は?
基本的に、悪性リンパ腫の腫れは、痛みがそれほどなく、しこりが無痛性で触れられることです。 また、押しても動かない、硬いものです。 なお、リンパの腫れは、免疫力が下がった風邪をひいた際などでも触れる場合があります。 悪性リンパ腫は、しこりが1.5cm以上の大きさ、少しずつだんだん大きくなるなどが目安として挙げられます。