現代の日本では、仏壇は信仰の中心となる本尊を祀る場所であり「家庭の中の小さなお寺」としてご先祖様を供養する神聖な場所として本来の役割がありますが、近年ではその意味合いはさらに変化し、本尊を祀るというよりご先祖様と対話し、感謝するための場所と捉えている方が増えています。 3 июл. 2020 г.
仏壇は必ず必要ですか?
仏壇には、自分の命をつないでくれた先祖に感謝をし、供養をする役割もあります。 子どもたちが先祖や家族との命のつながりを確認し、ひいては自分の命の大切さを学ぶ場としても、仏壇は必要といえるでしょう。
仏壇の意味合いは?
仏壇には二つの意味があります。 ひとつ目は「仏様をお祀りする家の小さなお寺」、ふたつ目は「ご先祖様のお家」ということです。 日本では、仏教が伝わる(※)より以前から、家の「魂棚」という棚でご先祖様の霊をお祀りする祖霊信仰をしていました。 仏教が日本の祖霊信仰と融合して、後に仏壇で両方を祀るようになりました。
位牌がないとどうなる?
ほとんどの仏教宗派の教義では、亡くなった方の魂は遺族の呼びかけに応じる形で位牌に戻り、その場所に留まってくれると考えられています。 そのため、位牌がなければ故人の魂は遺族の呼びかけに答えるができずに自宅に戻ることができません。
仏壇 どうなる?
仏壇の処分に宗派は関係ありません。 浄土真宗では「性根」という考え方はないのですが、「遷仏(せんぶつ)法要」として、やはり仏前でお勤めをしてもらいます。 どの宗派でも、これまでお祀りしてきた仏様やご先祖様を供養をしてから、仏壇を処分します。