正常な状態では、「脳室」と呼ばれる空洞内で脳脊髄液の産生、循環、吸収の微妙なバランスが保たれています。 水頭症は、脳脊髄液が脳室系を流れて通過できなくなったときや血流内に吸収される脳脊髄液の量と産生される脳脊髄液の量のバランスが崩れたときに起こります。
水頭症 いつ発症?
水頭症の原因として考えられること 生後3~6ヶ月の間に症状が出ることが多いといわれています。 後天性の場合、頭部への外傷や髄膜炎、脳腫瘍などが原因となり、脳脊髄液の循環経路が断たれたり、脳脊髄液が過剰に産生されることで発症します。 この場合は、発症時期や年齢に特に決まりはありません。
水頭症って治りますか?
水頭症を薬で治すことは、まだできません。 髄液を抜く管を体に埋めこむ手術によって、脳の機能を回復させます。 この管をシャントといいます。 手術は全身麻酔で行います。
水頭症の初期症状は?
まず小児の場合は、非交通性水頭症が多いが、新生児や乳児では頭囲の拡大、嘔吐、うとうとすることが多い、些細な刺激で泣いたり怒ったりする、前頭部の突出といった症状が見られる。 幼児や学童では、頭痛や嘔吐、視神経乳頭のむくみ、眼球を外側に動かす神経がまひする、筋肉や腱の意図しない周期的な収縮・弛緩などが現れる。
水頭症の症状は?
水頭症は、文字通り頭に水がたまる病気と考えられています。 頭に水がたまると、特徴的な3つの症状が現れます。 うまく歩けない「歩行障害」、ぼーっとして口数が少なくなる「認知症」、排尿に失敗する「尿失禁」の3症状です。