なぜ、減塩が必要なの? 減塩することで、食塩の過剰摂取によって生じうる健康へのリスクを下げることができます。 リスクには、高血圧、腎機能の低下、骨粗しょう症、胃がんなどが挙げられ、中でも高血圧によって動脈硬化が進行すると、脳卒中や心不全など命に関わる病気を引きおこします。
なぜ塩分が必要なのか?
塩は、私たちの身体の中の血液・消化液・リンパ液などの体液に、イオンの状態で溶けています。 そして、細胞の内と外との体液の圧力(浸透圧)を調整し、バランスを一定に保つ働きをしています。 実はこのバランスが、食べ物から栄養素を吸収するためにとても重要なのです。 どちらに傾いても、栄養を体内に取り込めなくなってしまいます。
減塩するとどうなる?
減塩した結果、1晩の排尿回数は平均2.3回から1.4回に減少し、生活の質(QOL)が向上した。 一方、100人近い参加者では塩分摂取量が平均9.6g/日から11g/日へと増加しており、1晩の排尿回数も平均2.3回から2.7回へと増加した。
高血圧 減塩 なぜ?
塩分と血圧の関係は、まだ十分には解明されていませんが、塩分(ナトリウム)を過剰摂取すると血液の浸透圧を一定に保つために血液中の水分が増えるため、結果的に、体内を循環する血液量を増やします。 このため、末梢血管の壁にかかる抵抗が高くなり、血圧を上げてしまうと考えられています。
減塩のリスクは?
塩分の摂り過ぎが糖尿病を悪化させることを示した研究が相次いで発表されている。 塩分の多い食事が、高血圧や体重増加の原因になり、心筋梗塞や脳卒中の危険性を上昇させることが、大規模な研究で確かめられている。